2025年2月17日月曜日

無事出国手続き終了でちょっとカリブ海らしき場所に移動Sandy Island

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードと船上生活レポの世界にようこそ!




2月15日、Tyrell湾でグレナダ出国手続きを無事終了し、数日ぶりにTyrrell湾を出ました。向かった先はほんの6マイルほど先のSandy Island。Tyrrellの街を徒歩散策した時に見に行ったお隣のパラダイスビーチの向かい側にある小さな島です。相変わらず毎日20ノット近くの北東の風が吹いているので、Sandy Islandは一見すると全くプロテクションが無いように見えるのですが、サンゴ礁があるせいか以外にもウネリの影響がなくしかも風もTyrell湾より穏やかだった!

グレナダのナショナルカラーに塗られた掘っ立て小屋のバー。カラフルで綺麗。

2月15日(土):前日のロブスター宴会で食べすぎ、飲みすぎ&横揺れに悩まされたらしく、アクアマリン号は寝不足だという連絡が。パロマ号も午後になってから入ってきたフランス国籍の船が必要以上に近くにアンカリングしており、夜になって向きが分かった時、ほんの5メートルぐらいしか距離がはなれていないぐらいになってしまい、心配であまり眠れなかったそうです。それに反して、ウネリの事も全く覚えていないほど熟睡した私。主人はウネリが時々夜中にあって、少し揺れたのは覚えているみたいですが、それでも朝はしっかり7時には起床でした。

予定では朝一番9時にイミグレとカスタムに出向いて出国手続きをして、その後となりのカフェで朝ご飯を食べよう、という話だったのですが、他の船は10時半すぎらから行動開始するとのことでした。私たちは、前日に預けてい置いた洗濯物が仕上がっていたので、それを朝一で取りに行きたかったので、予定通り行動することに。

9時には上陸していました。ランドリーに近い場所にちょっとした桟橋があるので、そこま乗りつけ。洗濯ものをピックアップして一旦SATOMI号まで戻ります。

その後、イミグレとカスタムの小屋(というのがピッタリの小さな建物)に向かいました。オフィスに顔を出すと前日あった担当の人が「今電話しているので終わったら呼びますから外にいてください。」とのこと。その時初めて外のテーブルで、数人の人が待っているらしいことに気が付きました。30分以上は待つな、と思ったのでカフェで先に朝ご飯を食べて待つことに。注文した直後、なんと前から待っていた人が「お宅たちが先だって、呼ばれていますよ。」とのことで、順番飛ばししちゃいました。というのは私たちは前日記入用のフォームを持ち帰っているので、優先的に対処してくれたのです。

で、主人だけが部屋に入り(四畳半ぐらいしかないので、きつきつなのです。)私はカフェで待っていました。手続きは結構早く終わったのですが、主人が「今日はカスタムの人がいないから反対側のフェリー乗り場にいって、クルージングタックスの支払い証明をしてもらうように、言われた。」とのこと。取り合えず、朝食を食べてから行くことにしました。

カフェにはイギリス風の朝食メニューがあって、主人は大喜び。私はオムレツとハッシュブラウン。紅茶も、ちゃんとアール・グレーがありました。さすが元イギリス領。

ベークドビーンズに目玉焼き、ソーセージは主人が大好きな朝食メニューです。

朝のスタートが早かったので、食べ終わってもまだ10時半ちょっと前でした。主人いわく「クルージングタックスはグレナダで支払っているんだけど、それをしっかり払ったことを証明してもらえってことじゃないかな。レシートも見せたんだけどね。あの人はイミグレーションの人でパスポートには出国スタンプを押してくれてたけど。」とのこと。

小さいけど野菜とかフルーツのマーケットをやっていました。

さっき洗濯物を取りに来た場所を、さらに通り越してシップシャンドラーがある手前まであぐるりと湾に沿って歩いていきます。

座礁しちゃった漁船が放置されています。

カスタムに着くと、門の所にいた人が「今日は担当の人いないよ。」というんですよね。で湾の向こうのイミグレーションの人がここに来いっていったんだけど、と説明したのですが、「今日は誰もいないよ。」だって!!!!で帰り道、主人が「パスポートにもスタンプしてもらったし、出国のペーパーにもスタンプしてもらったから手続きは問題ないはずなんだよね。単に担当が違うからカスタムの人にタックス払っているよっていうことを見せろっていうことじゃないのかな。領収書もあるから証明できるし、月曜日まで待たないで、予定通り出発するぞ。」と言いました。

カフェに戻ると、アクアマリン、パロマ号メンバーも来ていて、丁度ヤンさんがオフィスから出てきたところでした。で、私たちと同じ事を言われたので私たち同様、もういいかっていう話をしていたのです。で私たちが先に船に戻ろうとテンダーを係留している場所に向かっていると、ヤンさんが私たちを追っかけてきたのです。実はティオさんが手続きをした時は、別の場所に行けとは言われず、クルージングタックス支払いの用紙やイミグレーションがスタンプした用紙のカーボンコピーの何ページかをカスタムに人が引き取って、手続き終了となったのです。でヤンさんが再度カスタムに人に「何で同じなのに私たちがあっち側に行けと言われたのか。」と聞いたら、あっさり「あ、行かなくていいよ。その書類を預かっておくから。」となったそうです。で、私たちを呼びに来てくれたのです。おそらくですけど・・・私たちが反対側のカスタムに向かった後、もう一人が同じことを言われてカスタムに行ったんですよね。でカスタムのゲートの人がこっち側のイミグレに連絡して「担当者が今日はいないからそっちで代理で対処しておけ。」と言われたんじゃないか、と思います。だって、出国なので、滞在中をカバーするクルージングタックスを支払っている書類を提出しておけば月曜日になってカスタムの担当者が処理すればいいだけですから。

というすったもんだがちょっとありましたが、SATOMI号はスケジュール通り、Sandy Islandに向かうことに。パロマ号、アクアマリン号は風向き予報から、そこに行くのはためらっていました。私たちは、パラダイスビーチまでの散歩の時に以外にも係留していた船が横揺れしていなかったことや、ロブスターディナーの帰り道、その付近がすごく穏やかっただったのにTyrrell湾に差し掛かった途端風が強くなったことから、Sayndy  Islandの方が地形的にもサンゴ礁があることからもウネリからは守られていると予測していました。

11時半すぎ、Tyrell湾を出発。ほんの6マイルほどですが、言い風向きだったのでジェノアだけだしてセーリング。

気持ちいい!!!

あそこをぐるりと回るまではいい感じでセーリングできそう。ジェノアだけでも5.6ノットなのですごく快適です。

があっと言う間に到着・・・でもここからが苦戦。前方からの風がスコールの影響もあり最低15ノットで拭いてきて、しかもアンカリングしようと思った場所は、砂地でなはなく多分死んだサンゴ礁の塊だったみたいで、全然アンカー効かず。全く手ごたえないままずるずる流されてるのが分かりました。仕方がないので、何個かある浮きブイをピックアップすることに。でもこれがまた大変だったのです。浮きブイについているヒモが短くて、持ち上げてもクリートに引っかけるのがギリギリ。ヒモのループに自分のラインを通して使わないといけない状態だったのです。ブイをピックアップするだけでも大変なんですが、それに一瞬で自分のラインを通すなんて、私にはとてもできないので、主人と交代。私が操船したのですが、ヘルムの位置からバウにいる主人がやっていることは、よく見えないんですね。で、何回かチャレンジしてから主人が一旦モーリンラインを引っかけたのが見えたので、ようやく一旦クリートに引っ掛けてラインを通す作業をしているのだと思っていたら、実はモーリンラインは一旦手放してたんです。それが分かった時には風でどんどん浅い方に流れて行ってしまってました。気が付いたらなんとキール下1メートル、そして0.9,0.8,0.7とどんどん浅くなっていったのです。ヤバイ!!!大急ぎでバックギアに入れて後進したのですが、一番浅い時はキール下たったの0.5しかなかった!!!その後角度を変えて前進したらいきなり1.7メートルになりました。間一髪でサンゴ礁に乗り上げるのを回避できました。焦った~!!!その後は3メートルは最低ある深さになり、狙っているモーリンのエリアはキール下5メートルだったので、実際は7メートルということです。

1時間近く格闘してやっと午後1時、自分のラインをつなげて落ち着きました。

ハートマークの場所がSandy Islandです。おなじ画面下側がTyrell Bayなのでほんの目と鼻の先。

スコールも降ってきたので、いきなり強風になりましたが、予想どおりウネリはほとんどなく横揺れは、全くと言っていいほどありません。Tyrellより断然快適です。

その後、アクアマリン、パロマ号にSandy Islandの状況を連絡したところ、彼らもこちらに移動することに。私たちはその間テンダーを下ろして小さな島に上陸しました。

ここにはサンゴ礁を並べたサンゴ礁パークがあるんです。小路がでてきていた。

一見すると石ころが所々積み上げられているだけの、なんか恐山的なイメージがありましたが、良く観ると何らかの形に見える大き目サンゴ礁が並べられていました。


これはサルかなんかに見立ててるのかな?

無人の小さな島にも、ハリケーンの爪痕がくっきり。パームツリーがなぎ倒されています。






こっちが外海側。

島の端っこ。遠方にアクアマリン号らしきヨットがこちらに向かってるのがわかりました。

SATOMI号が来た時はまだモーリンは沢山残っていたのですが、その後2隻モノハルが入ってきました。岸に近い場所にはまだ数個あるんですが、おそらくキャタマランじゃないと浅すぎる場所。アクアマリン号が到着した時には、モノハル用は残り1個。その時、パロマ号から「私たちもそちらに向かっています。まだモーリン残ってる?」というメッセージが。

急いで「SATOMI号の斜め前に最後の1個があります。」と連絡しました。

ビーチ散歩を終えて、ちょっとシュノーケリングでもしようかな、と思った時にパロマ号到着。バウにいるパムさんがモーリンラインをピックアップするのにすごく苦労しているようで、何回もブイの間をぐるぐるしているのが見えました。そこで、テンダーに乗り込みお手伝いにいくことに。SATOMI号より海上の背丈が高いパロマ号には、あの短いラインを引き上げるのは絶対無理。すでにパロマ号は自分のラインにキャッチャーを付けたものをモーリンスティックに付けていて、対応していましたが、それでも半分沈みがちなループ部分にモーリンスティックを引っかけること自体が大変で、その部分にキャッチャーをはめるなんて至難の業。近づいていき、モーリンスティックを受け取りキャッチャー部分をループに装着してからスティックを返しました。その後、もう一本のラインをモーリンブイの根本に通すお手伝いをしたのですが、これがもう本当に至難の業。バウにテンダーが近すぎ過ぎてパロマ号のアンカーが頭に当たらないよう、なんどもかがんで体制を整え、ラインを通してそれを今度は船上にいるパムさんに投げ返す・・・けど立ち上がれないから座ったまま投げ上げるんですが、その間もアンカーに頭をぶつけないようにしたり、テンダーのモーターがモーリンラインにひっかかったりして・・・・多分30分以上苦戦してました。

ようやく最終的に無事彼らもモーリン装着。その時には私たちはどっと疲れがあり、シュノーケリングに行く気力ゼロでした。

その後、アクアマリンとパロマ号はパラダイスビーチに上陸してレストランに行くといったのですが、私たちはすでに夕食のメニューが決まっていてお肉を解凍していたので、船に残ることに。グレナダのIGAスーパーで買ったお豆腐で麻婆豆腐を作ったのでスが写真撮り忘れ。たくさなあまっているから翌日も同じものを食べますけどね。

夜が更けるにつれて、風が強くなり始めましたが(予報でわかっていました。)上下に揺れることはあっても、横揺れはならず、とっても快適でした。モーリンブイについないだ自分のラインのきしむ音がちょっとうるさかった以外は、Tyrrell湾より断然快適だったのです。そしてモーリン代、有料のはずなんですが、土曜日午後に来たからなのか結局日が暮れても誰も集金に来ませんでした。

シュノーケリングこそまでしていませんが、だんだんとカリブ海らしい感じが強まってきました!

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