2025年3月28日金曜日

釣れました!サンゴ礁の合間をかいくぐって進むBaie Mahalt

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードと船上生活レポの世界にようこそ!



26日は35マイルほど先の、Guadelopueの北側のサンゴ礁の内側の泊地Baie Mahaultに向かいました。微風だとわかっていたのでエンジン走行に徹したのですが、そのおかげかカリブ海での初ヒットで約80㎝ぐらいの美味しそうな魚が釣れました!新鮮なお刺身ディナー決定。Baie Mahaultはサンゴ礁のバリアの奥にあるので、サンゴ礁の合間をかいくぐって進みまました。途中漂流船を目撃したり、Guandelopueに来た本当の目的、主人の歯医者の予約も翌日に取れて、さらに夕方にはれレンタカーも確保。忙しくもとってもラッキーな一日となりました。

Baie Mahaultはこのサンゴ礁の合間をかいくぐった先の一番奥の引っ込んだ場所にあります。

3月26日(水):朝は6時ちょっと過ぎに起床。私がまだ半分寝起きだった時に、主人はさっそくテンダーをつり上げていました。モーターはつけたままなので主人一人でもつり上げ作業ができるのです。6時50分にはアンカーを上げて出発!

あそこに見えるのがパロマ号。

そしてあれがアクアマリン号。昨晩は久しぶりにVEラリー仲間と再会した、本当に楽しい夜でした。またお別れはちょっとさびしいけど、きっとすぐにどっかですれ違うと思う。アンカーを上げて出発です!

外の方にアンカリングしていたあの船、ずっと気になっていたのですが、どうも海底ケーブルを引くための船じゃないかな、という結論に。漁船だとしたらかなりな大型だし、客船にしては超小型。

最初からわかってましたけど、この日は超微風なのでセール走行は最初から期待していませんでした。それに島の北の端を曲がったら、サンゴ礁の合間の航路を進んでいくので、そこはセール走行できないしね。慣れている人なら問題ないかも、ですが、初めてなので
航路があるのはわかっていますが、実際はどうなのか行ってみないとわかりません。チャートの正確性は場所によってばらつきがあります。

テンダーは一番上(マリーナ入港仕様)ではなく長距離移動仕様の場所まで上げています。でもテンダーモーターはつけたまま。本格的長距離移動や海のあれが予想される場合はモーターは外しておきますけどね。

メインセールだけあげてモーター走行です。

スピードが6.4ノットで・・・・

体感風速が9ノットですから、どんだけ微風?!

おお~最新型のマストの船がいた!ブームがないんですよねぇ。

あそこがGuadelopueの北側の端。あそこをぐるりと回り、東に向かいます。Guadeloupeはまるでバタフライみたいな形をしていて、今朝までいたBouillanteはその左側の羽根の外側の位置。向かっているBaie Mahaultはバタフライの胴体みたいにくぼんでいる場所なのです。

2000回転以下しか回してませんが、6ノット代のスピード。でもこんなにフラットな海ならもう少しスピードが出てもいいはずなんですけど、逆流かな?船スピードを計測する部分に付着物がついてるみたいなので、現在真の風の強さやボートスピードがわからないんですよねえ。

ありゃ~体感風速より船スピードの方が速いってどういうこと?

8時半ごろ、端っこに近づいてきました。

丁度この辺りで、主人がいきなりスピードを落としたので、何事?と思ったら、なんと魚が釣れたのだ!!!

ちょっと前から釣り糸を後ろから流していたんですよねぇ~。カリブ海で初ヒットだ!!(といってもこれまで釣ろうとしたのは2回ぐらいでしたけど。あちこちに魚トラップが浮いてたのでやってみたのです。)結構いいサイズじゃないですか!!一見は小型カツオ?と思ったのですが、おろしたら白身だったので、アジかサバじゃないかなと思いました。でもサイズ的には体長80㎝ぐらいあるのでだとしたら結構大物?

すぐに主人が切り身にしてくれました。切り身にしても最低60㎝ぐらいのものが2枚になり、さらにそれを一食分にカットしたのですが、それでも7枚ぐらいになったかな。今晩は新鮮なお刺身ディナーに決定です!取りあえず全部冷蔵庫に入れておきましたが、到着してからすぐに食べる分以外は冷凍庫に移動させたので、すごく新鮮なまま保存できるので、この先当分お魚には困りません。

9時37分、端っこを回りました途端に海があれているよ!

Guadeloupeはこんな風にバタフライみたいな形の島。目的地は南に下った細くなっている部分。その北側にメインの港があって、フェリーが来たりマリーナもあり中心都市なのですが、そこのアンカレッジは海底が緩い泥質らしく、アンカーの効きが悪いという評判が高いのです。モーリンブイもあるのですが、なんとブイが切れて流れてしまった人もいたし、しかも風からは吹きさらしの場所。長時間無人で係留しておくにはちょっと不安があったんですね。で、反対側は外側にバリアのようにサンゴ礁があるので、外からのウネリが入ってくることはまずない、と思いました。さらにほぼ確実に風は北東から吹いてくるので、風の影響も非常に少ないはず、というのが決めた理由。マリーナはMartiniqueで一週間もいたからもうしばらく行かなくていいなと思っていました。Guadeloupeでもレンタカーを借りる予定なので、無料のアンカリングが一番なのだ。

Guadeloupeで一番最初に入国したのが、右下に見える丸い島Marie-Galanteです。その後左下に見える小さい3つ島の一つに移動したのでした。

波が正面から来るようになっていたので、パンチングしましたが、ロングキールのSATOMI号はこういう状況でもあまり不快感はありません。波しぶきは飛びまくりだけどね。

バシャン、バシャンと波を蹴散らして進みます。


お?最初のリーフマーカー?

みてください、このリーフの多さ。でもちゃんと航路があるので、それに沿って進めば深さ的には問題ないはずです。こんなにリーフがあるその一番奥が目的地のBaie Mahultだから、外からのウネリはほとんどはいってこないはず。波だってブレークウォーターの内側にいるような感じじゃないかな。


あんなに陸から離れていますが、これ以上近づけません。

比較的浅い(20メートル以下)ので、波やウネリが混乱しているみたいな海面でした。


午前10時半ちょっと過ぎ。ね、リーフがみえるでしょ。

西側を北上している間、あっちこっちに魚のトラップがあったので、夜間走行は嫌だなぁと思っていました。でもこの辺りから釣り禁止区域に入るので、多分これが最後のトラップと思われます。

かなり遠方から前方にヨットがいるのが見えていたのですが、どんどん距離が近づいていったのですごいスローで進んでるのかなと思っていたら、なんと廃船みたいでした。

通り過ぎたら、アンカーチェーンが垂れていたので、アンカリングしている?荒廃ぐらいからかなり前から吹きさらしと思われます。ブームが落ちているのでトッピングリフトもきれてるみたい。

この位置にいました。この辺り11メートルぐらいの水深なので、アンカリングできないことはないのですが、どっかからアンカーが流れて漂流してきたのか、ここでアンカリングさせて船を放棄して避難したのか・・・?謎です。

10時50分過ぎ、サンゴ礁の合間の航路の入り口に近づいてきました。


航路の入り口をWay Pointにしているので、あと2マイル弱で航路に入ります。航路は思ったよりもちゃんとマーキングされているので、それほど心配ないみたい。でも多分セール走行はしなかったと思います。ちなみに航路に入る前にメインセールは下ろしております。

方向転換してからずっと風が強くなっていて、真正面から体感17ノットとかになっていました。

11時50分、航路の中に入りました!
海色が違うので浅い所が明らか。

リーフの外に波がブレイクしているのが見えます。


目的地はマートマークの場所あたり。

マーカーはちゃんと設置してあるし、航路の幅も結構広いので実際にはいってみたらそれほど難しくはありませんでした。チャートも正確みたい。



結構ジグザグして進んでいます。この辺りではもう風も波も感じなくなていたので、スピードがこんなに出ているとは思わなかった。


そして12時54分、目的地のBaie Mahultに着きました。あたり一面、6メートルぐらいの水深しかないのでもうどこにアンカリングしても大丈夫みたい。

午後1時ちょっと過ぎ、水深4メートルの場所にアンカリングして航海終了です。海底は泥質ということですぐにアンカーが効き始めたのがわかりましたが、反対側の湾も泥質だけど緩い泥なのでアンカーが効きにくいということで、念のためここでもギアを後進にしいれてエンジンを吹かして確認してみましたが、バッチリでした。さらにチェーンは40メートル、つまり水深に対して10倍の長さをだしているので、もうどこにも行きようがありません。

まわりにはあちらこちらに合計20隻ほどがアンカリングしていますが、みなさんしっかり距離が離れているので、私たちが40メートルのチェーンでスイングしても全く問題なし。多分スイングしないと思うけどね。外をふいていた風はそよ風程度にしか感じられず、海面はほまっ平。予想どおり、ウネリなんかまったく入ってこない安全快適なアンカレッジです。

岸には小さいマリーナが3か所あって、そこにテンダーを付けられるとのこと。

泊地アプリはハートマークの場所が推奨ですが、実際は青丸の所にアンカリングしました。広い湾内、どこでもOKって感じです。ぐるりと回ってスイングしそうな範囲の水深を確認しているので、どこを向いても大丈夫です。

朝早く出発したので到着した時はまだ午後1時半前でした。それからランチを食べて、主人はさっそく歯医者に電話をかけます。言葉の壁がありなかなか電話では意思疎通ができなくて、紹介してもらったGuadeloupeの歯医者さんには予約が取れないままだったんですね。で、別の歯医者を自力で探すことにして、かたっぱしから電話をかけてました。すると数件か目で、なんと英語が話せる歯医者さんを見つけたのです!!その間私は、どうやったら中心部までバスで行けるか調べていました。地図でみるとバス停があちこちにあるのがわかるのですが、その情報がグーグルマップに反映されていないのです。なので、バスでなんとか中心部まで行けることはバス会社のサイトからわかったのですが、ルートマップがかなりわかりにくく、実際のグーグルマップだとどこになるのかを都度突き合わせていないと、どこで降りたらいいかわからない雰囲気。でバス移動は諦めました。
歯医者の予約がなんと翌日木曜日27日の朝に取れたので、レンタカーでいくことに。車だと街の中心部まで20分程度なのです。で、レンタカーオフィスが徒歩で行ける場所にあることがわかったので、取り合えず上陸していってみることに。この時夕方4時過ぎでした。

残念ながら今日に今日だったので、残っている車が大型しかなく、予想外に高かったのでそこから借りるのは諦め。で通常一番安いレンタカーが見つかる空港付近の会社を携帯から調べました。Martiniqueで借りたのと同じ会社があり、そこのサイトからその日の夕方6時にピックアップできるものを確保。しかも値段は、地元のレンタカー会社で二日分の値段ぐらいで5日間借りれました!やった!!!

次はここから空港までの足を探さないと行けません。流しのタクシーは見込めなかったので泊地アプリにあった運電主(あとでわかったけど白タクでした。)にコンタクトすると30分後に来れるとのこと。パーフェクト!その間、見つけたミニスーパーで飲物を買って待つことにしました。ここまでお迎えに来てもらえます。

目の前には大きな運動場がありました。バス会社の地図でいくとこの付近にバス停があるみたいだったけどね。

白タクのドライバーは20代後半ぐらいの若者で、車もすごくきれいでした。空港まで30ユーロということで、泊地アプリに書いてあったよりも少し安いぐらいでした。島の事をいろいろ教えてもらい、空港に行くといったのですがレンタカーをピックアップに行くだけなんだと話したら、レンタカーオフィスの方に送って行ってくれたのです。場所もちゃんと把握していたので、レンタカー会社の名前を言ったらすぐにわかりました。

夕方6時ピックアップの予約で、レンタカーオフィスについたのは5時半前。誰も待ってる人がいなかったので、すぐに手続をしました。6時にはBaie Mahultのテンダーを付けておいた場所に戻っていたのだ!!!

空港から近いので、離発着の飛行機が頭の上を飛んでいきます。


ちゃんとパーキングスペースがあります。しかも無料。

マリーナは小型ボート用ですがポンツーンにはゲートがあります。夕方になると閉まっているので、ゲートの外になるコンクリートの桟橋から乗り降りします。

朝6時から起きていて、半日セーリングし、到着後も歯医者の予約やレンタカー確保など一日物凄くあわただしく過ぎていきました。でもディナーはお待ちかねの鮮度抜群のお刺身!

主人が魚をカットしてくれて、私はインスタントの具でお味噌汁を作りました。(味噌はしっかり八丁味噌の赤味噌だよ~ん。)ご飯も炊いて、お刺身ディナーのできあがり。美味しかったなぁ~。身に歯ごたえがあって、これだけ見るとタイの部厚お刺身?っていう感じでした。もうひと切れは塩をまぶして冷蔵庫にいれてあるので、次はカルパッチョア風にしてみようかな。で残りは全部冷凍保存にしました。これからしばらく美味しい切り身魚をお家で堪能できます。

ということで、ずっと心配だった主人の歯医者の予約がとうとう27日の朝に取れました。車も確保できたので、Guadeloupeにはまだしばらく滞在すると思います。この泊地は大正解で、海上にいるとは思えないほど全然揺れません。でも風もそこそこ吹いてるので、涼しいいのです。これまで行ったことがある泊地の中では一番安全な場所だと思います。

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