2025年4月15日火曜日

波がなくて15ノット程度の最高セーリング日和でSt. Bartsに向かう!

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードと船上生活レポの世界にようこそ!





14日は朝6時に出発して、約46マイル先のSt. Bart(正式名はSt. Barthelemy)に向かいました。St. Bartsはフランス領の島国です。風は最大でも15ノットで波やウネリの影響もないゆったりセーリングで午後2時には到着。出入国手続きができるのはGustaviaという港町だけなのですが、とても混んでいて常に横揺れに悩まされるというい評判だったので、あまり期待していませんでしたが、予想よりも全然大丈夫でした。というのも、沢山係留されている船の間をぬって突き進み、湾の奥の方でモーリンブイとブイの隙間にアンカリングするスペースを見つけたのです。これまで幾度となくとても混雑したアンカレッジを経験してきたキャプテン・ロブのアンカリング技術の高さを物語っていると思いました。

朝6時には出発していたので、まだ太陽が上り切っていない感じでした。

4月13日の夜はお家ご飯。買い出しの際濃厚ストロベリージュースを買ってきたので、主人がカクテルを作ってくれました。

ディナーメニューはなんちゃってビーフストロガノフ。粉末クリームシチューの素と焼肉のたれを混ぜ合わせ、そこに生クリームの代わりに牛乳を加えると、ビーフストロガノフの味になるのだ!玉ねぎ大目がコツ。クリームシチューと焼肉のたれの組み合わせで、ロースト肉料理にあうグレービーソースも簡単に作れますよ。とっても美味しく出来上がりました。

4月14日(月):新しい場所に行くことが楽しみで、朝5時半には起きちゃった私。主人もすぐに起き上ってきて、早速出発準備を始めました。朝6時にはアンカーを上げエンジンをつけWhite House Bayを出発しました。

朝のうちはこのあたりはほとんど風がないのはわかっていたので、エンジン走行です。

あのあたりがBasseterreの町かな。

7時ちょっと前に朝ご飯です。主人はトーストを食べていましたが、私は前夜残りのビーフストロガノフ。二日目はさらに味が染みて本当に美味しかった!

その後7時15分ごろ、ダウンウィンドで10ノットぐらいあったので、セールを両方出してみました。

5ノットいかないけど、島を離れればもっと風が強くなるはずなので、しばらくはこのままでOK.


Xマークの所に着いたら方向を変えます。

7時18分はここにいました。

7時40分、風がほとんどなくなり、仕方なくジェノアを巻き入れてエンジン走行に切り替えました。これは予報通りだったので、驚きませんでしたけどね。

8時ちょっと過ぎ、12日にドライブで見に行った世界遺産の要塞の前を通過。行ってなかったら全く気が付かなかったので、観光して本当に良かったです。

みてこの鏡のようにスムーズな海。

風がないので波がたたず、ウネリもかなり小さいのですごく穏やかです。

8時25分ごろ、取り合えずジェノアをまた出してみました。
でも相変わらずエンジンはつけています。

スピードは7ノット近くになりました。ちょっとはセールを出してる効果もあるみたい。

風向きはアップウィンドに変わっています。

魚のトラップをしかけている小さいボートがいました。直ぐ近くにトラップを見つけたので回避。

その数分後、なんと風が反対側になったのだ。真正面に近かったしエンジンを付けていたのでメインセールは真ん中にありました。ジェノアだけ反対側に移動。

そろそろSt.Kittsの北西の端に近づいてきました。すでに少し方向転換しています。

おお風向きもよくなってきた!体感11ノットだったらセール走行できるんじゃない?

8時45分、エンジンを止めました。

わお~6.5ノット越えの快調な走り。

ポート側に見えるのはOranjestadという小さなオランダ領の島国です。

9時、セールが気持ちよくはっています。

目的地のSt. Bartまで一直線で進める角度です。


10時45分、後方にはまだSt. Kitts&Nevisが見えています。

相変わらずいいスピードで進んでおりますなぁ。ウォーターメーカーも作動させました。

12時10分、目的地St. BartsのGustaviaまで残りたったの9マイル。このスピードが続けば2時間以内に到着しますね。ここまで本当にスムーズで快適なセーリングです。まさにセーリング日和。

12時40分、恒例のカーテシーフラッグの交換です。黄色い検疫フラッグとフランスの旗を上げます。

青丸の位置にいました。

午後1時15分、肉眼でもしっかりGustaviaが前方に見えます!

遠方だけど、St. Kitsもまだちゃんと見えます。St. Kittsの方がSt. Bartsより断然サイズがでかいしね。
アンカリングしている船も見えてきました。ラストストレッチ!

風がちょっと強くなったので、スピードも増して、止まりたくないぐらい気持ちいいセーリングでした。午後1時33分。

最初、Gustaviaの町に一番近い方の泊地をざっと見たのですが、ウネリの影響が結構あって、みなさん横揺れしていました。泊地アプリにはここは「横揺れがすごい」というコメントが沢山あったので、驚きませんでしたけどね。湾の内側の方はモーリンブイに係留された船が沢山いて、アンカリングするなら結構外の方、つまりウネリにダイレクトに影響される場所にアンカリングするしかなさそうでした。で、ちょっと北の方に入ったAnse a Corossalと呼ばれる泊地の様子を見に行くことに。ここにも沢山係留されていましたが、モーリンブイとブチの間隔が結構あいていたので、その合間にアンカリングしている船が沢山いました。その間をゆっくりかいくぐりながら場所を探しているうちに、なんとかここなら十分チェーンを出せしてアンカリングできそう、というスペースを発見。でもアンカーを下ろす位置によっては最終的に回りの船に近すぎちゃうかもしれません。

1回目は失敗。水深9メートルなので45メートルのチェーンを出したいところ。35メートルぐらい出した時点で、後方の船に近すぎる位置になってしまいました。でやり直し。角度は悪くなかったので、おろす位置をもう少し前方にすればいいと思いました。下ろす位置にはすでに別の船がいて、その船のスターンから数メートルぐらいしか離れていない場所に下ろすことになります。アンカーを全部あげる前に主人が「この位置でまた下ろして」と指示があったので、すぐに下ろし始めました。2回目は大成功。45メートル出した時点で、ちゃんと後方にいた2隻の船の間に落ち着きました。間隔も安全なぐらいに離れているので、どちらにスイングしてもぶつかる心配はありません。(それを気にしないと行けなぐらい混雑しているのだ。)

Gustaviaの町までテンダーで簡単に行ける距離です。最初はGustaviaのすぐ左側エリアにアンカリングしようと思っていましたが、そこは横揺れが酷いのが明白でした。

午後2時15分、航海終了。あっち側がGustaviaの港内。泊地アプリのコメントはここも横揺れが酷いというものが多かったのですが、勿論全く揺れないことはありませんが、全然ひどく感じなかったのです。むしろ、White House Bayの方が揺れていたぐらい。(最終日はゆったりしたウネリでゆるい横揺れが一日中続いていたのです。)

上空には頻繁に小型飛行機が飛んでいました。空港がこの先にあるようで、そのせいと航路になっているので湾の真ん中はアンカリング禁止区域です。

本当に混んでるなぁ。でも周りの船からはちゃんと安全な距離で離れているので不安ありません。透明度が高くて、水深9メートルでもアンカーが砂地に埋まるのがしっかり見えました。さらにバックギアでエンジンを吹かして突きささっているのも確認済み。


さっそくテンダーを下ろして、上陸して入国手続きに向かいました。

あの丸いものが付いてる建物がポートオフィスでした。入国手続きはとっても簡単でした。あらかじめオンラインフォームを記入しておいたので、オフィスでは何もする必要がなく船の名前をいったら窓口の女性がデータを確認して、前のポートでの出国書類を見せてて終わり!出国の時また来てね、と言われただけでした。でも出国時に支払いが発生するのはわかっていますけどね。

このあとぶらっと付近を歩いたのですが、多分昼休み時間帯だったので空いているお店はあまりありませんでした。

この島はほぼ全域がマリンパークなので規制がとても厳しいのです。滞在期間も4日間単位で費用がかさんできます。

思ったよりも居心地がいい泊地だったので、この日はここで一泊することにしました。夜にまたおでかけすることにしました。でもなんとなくですけど、お高いお店しかないみたいだなぁ。

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