2025年4月19日土曜日

20マイル先にあるSt. Martinに移動!一つの島にフランス領とオランダ領が共存

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードと船上生活レポの世界にようこそ!




4月18日はSt.Bartsを出国してほんの20マイルほど先にあるSt. Martinに移動しました。St. Martinに一つの島にフランス領とオランダ領が共存しているとてもユニークな場所。オランダ領側はSt BartsのColombier Bayからも見えるぐらいの距離です。微風でスタートしたセーリングですが、途中本格的雨降りとなり風もなくなってエンジン走行となりました。到着したMarigot Bayは思ったよりも海水透明度がよく、噂ほど横揺れもなくて結構快適な泊地でした!泊地アプリのコメントはやはり完全には信用できないな、といういい例でした。

朝から曇り空だったColombier Bay

4月18日(金):この日はイースターフライデーの日。あまりSt. Bartsではそれらしい飾りつけもなかったですけどね。朝ごはんを食べてから9時ちょっと前にアンカーを上げ出発しました。目的地はほんの20マイル先のSt. Martin。微風だと知っていましたがダウンウィンドなのでジェノアだけ開いてゆっくり動きます。

St. Martinはフランス領の方の名前。オランダ領の方はSint Maartenと呼ばれています。Colombier Bayからも見えているぐらい近いのですが、見えているのはオランダ領のほう。オランダ領で出入国手続きをすると料金が高いんですよね。なので島の裏側にあたるフランス領の方に行きます。フランス領ならオンラインチェックインでOKで、チェックアウトの時だけシップシャンドラーで出国証明を印刷してもらいスタンプを押してもらうだけですみます。その手数料はたったの数ユーロなのです。同じ島でも別の国だから、フランス側とオランダ側を船で移動すると、いちいち出入国手続きが必要なんですが、一方にアンカリングしてディンギーで移動するなら手続き不要なんですよね。

風は体感で10ノットもないぐらいなので、超ノロノロスピードでスタートです。


島から離れるにつれて、少し風が強まり、スピードもちょっとですが上がりました。でも5ノットいかないぐらいでしたけど。

1時間後の午前10時には、St. Martin側の方向転換ポイントまでたったの9マイルとなりました。オランダ領側に行くんだったら10マイルぐらいかな?

曇り空が一面広がっていてどんよりした天気でした。

後方は晴れ間が見えたんですが、向かっているSt. Martin側は一面雲で覆われていました。

期待していたほど風は強くならず、しかもウネリだけは結構短くて、1時間ほど左右に激しく揺られながらノロノロ、ジェノアバタバタでセーリングしていたのですが、午前11時、ついにジェノアもヘタリがちになったので、エンジン走行に切り替えました。そしてジェノアも巻きいれちゃった。


オランダ領側に建物が見えてきました。
11時20分、とうとう雨が降り出してきました。スコールみたいな雨だと風が強くなるのですが、風はまったくなく、雨だけしとしと降ってきたのです。

11時53分、フランス領St. Martinの北東の端にやってきました。あそこで左に曲がります。

Grand CaseというSt. Martinでは有名な良湾です。確かにウネリの影響もなさそうでいい感じ。

この頃にはかなり雨が降ってきていました。向かっているのは町に近いMarigot Bayです。泊地アプリのコメントによると、そこは常に横揺れが激しくて混雑していてあまりいい場所じゃないという意見が多いので、もしそうだったら、Grand Caseに戻ってこればいいね、と主人と話していました。ただ、St BartsのGustaviaの時もそうだったのですが、泊地アプリのコメントではGustaviaも散々な場所、という印象を受けたのですが、実際にはアンカリングする場所をちょっと選べば、そんなことはなく、全く揺れがないわけじゃなかったですが、これまでアンカリングした場所の中では悪くないグループに入っていたのです。泊地アプリのコメントは実際にそこに行った人の意見なので最新情報がわかり、参考になる反面、滞在の快適さに関してはその人の主観に大きく左右されるんですよね。特に船のサイズが違うと、快適さには大きな差が出るので、同じ場所でもとても横揺れが酷い、と感じる人がいてもSATOMI号的には大した揺れじゃないな、と思うことはよくあるんです。
なので、Marigot Bayにしても同様かもしれないと思い、取り合えず行ってみることにしました。


島の周りは陸から結構離れていてもすごく浅いのです。キール下4.7メートルしかないということは水深7メート弱しかないということ。

目指すMarigot Bayまで1マイルもありません。

午後1時、Marigot Bayの東よりの方にアンカリングしました。思ったよりも透明度が高く、水深も5メートルぐらいしかなかったので、砂地なのか草が生えているのか、よく見えました。主人がアンカーを下ろして、という合図をしてくれた場所は大きな砂地のど真ん中だったので、アンカーがすぐに埋まるのもちゃんと見えました。一見混雑しているように見えますが、湾が遠浅でアンカリングできるエリアが広いので、お隣りさんとの距離は結構あるのです。5メートルほどの深さなのに、念のため30メートルもチェーンを出しているので、アンカーが流れる心配全くなし。(これまでもロクナアンカーは砂地だったら流れたことは一度もなかったですけどね。)

海水は思ったよりもきれいで透明度もあり、ここで泳いでもいいよねと思いました。しかも風が全くないからなのか、ウネリも全く感じられず平和でした。交通量が多いので、付近を通行する船やテンダーが起こす波で揺れっぱなしだ、というコメントもありましたが、私たちは比較的湾の外の方にいるので、それもほとんど感じませんでした。第一印象はアプリのコメントに反して、居心地が良かったです。でもなんとなくそれはわかっていたんですよね。

というのは、私たちが到着する数日前まで、4年前にギリシャで出会ったイギリス人ご夫妻の船がここに2週間ぐらい滞在していたのです。特に連絡先を交換したわけではないのですが、私はずっと彼らの動きを後追いしていました。3年前から彼らはずっとカリブ海に渡っていて、ハリケーンシーズンはトリニダード・トバゴにいたのも知っていました。数回お会いしただけですが、もう何十年も船上生活を続けている超ベテランセーラーのご夫妻で、しかもとてもエコノミーでも安全快適な暮らしぶりをしている彼ら。その人たちが選んだ場所なら間違いないな、と思いトリニダード・トバゴをハリケーン避難港として選んだのです。そしてMarigot Bayに彼らが長く滞在していたのを知って、会えるかな?と楽しみにしていたのですが、入れ違いで、私たちがColombier Bayにいる間に彼らは南下し始めちゃいました。

カリブ海に何年も滞在している彼らがMarigot Bayを選んだのなら、居心地は悪くないだろうな、と予想していたんですよねぇ。

一息ついてすぐに上陸しました。青丸の所にアンカリングしていて、ラグーンの中にディンギーで入って行きます。ラグーンの反対側がオランダ領。ディンギーでそちらに行くには手続きも不要で自由に行き来できるのです。

ラグーンの入り口には橋があるのですが、跳ね橋なのでヨットで中に入ることもできるのすが、水深が2メートルを切っている場所が途中であるらしくチャートの水深が不正確だそうです。なので何隻か座礁してたというコメントが泊地アプリにありました。こういうのは絶対信用します。なので、SATOMI号で中に入っていく予定は全くなし。幅も結構狭い橋だったし。驚いたのは、海水がまだまだこの辺りは綺麗だったこと。

ラグーンの入り口にはボートヤードやシップシャンドラーがあります。ディンギーポンツーンのあるランドリーさえありました!

あちら側に進むとオランダ領です。滞在中に観光してみるつもりです。ちなみにここまで来たら、海がだんだん汚くなってきて、ディンギーを係留した場所は臭かった。

ここでも雨が降っていたみたいですね。町はお昼休み時間帯なのか、閉店しているお店の方が多かったです。

ラグーンの一番奥には周りに何軒かレストランがあり、あちこちにディンギー置き場があって便利でした。


ぶらりと付近を散策してから、ランチに行きました。すでに午後2時過ぎ。3時には閉店するから今のうちに店を決めなきゃ、と色々見た結果、ディンギーを置いた近くのレストランに入りました。後でわかったのですが、このお店すごく評判が良くて60軒以上もグーグル評価があるのになんと最高得点の5.0評価なのです。

料理を見て納得。お値段はSt. Bartsの半分以下なのに、すごくハイクオリティーでした。エビのグリルと炒飯。ソースがクリーミーでいかにもフレンチで、すごく美味しいかった!

主人はローストビーフ。こちらもお肉が柔らかく、ホランデースソースも抜群だった。フランチフライさえ、カラッとあがっていて私もかなりつまみました。

席のすぐ隣に取りの餌が置いてあったので、飛んできた鳥がピーピーいい声で鳴いていました。


そしてデザートはクラム・ブレ。これも超絶品でした!これぞ本当のクラム・ブレ!甘もクリーミーさもしつこくないんですよ。丁度良く焦げた砂糖の甘さと絶妙のコンビネーションでした。主人はビールを飲みましたが私はスパークリングウォーターだけでしたけど、メインが2皿にデザートもオーダーしていたので気になるお値段は・・・なんとたったの50ユーロ!!!St. Bartsのレストランの3分の1以下の値段です!

さらにサービスで食後酒としてフルーツリキュールが出てきました。私は一口で主人が一気にそのあと飲み干しちゃった。とっても気に入ったので、また来たいナ、と思いました。

その後また少し街の中を歩いて、スーパーの場所やらゴミ箱の場所なんかを発見。でも朝早かったので’(私は朝6時から起きてました)、お腹も一杯になって眠くなってきたので、船に戻りました。まだ着いたばかりだから、観光する時間は沢山残っています。

St. Martinはこんな感じで黒線の反対側がオランダ領なのです。

夜になるにつれて、泊地はさらに穏やかになり全く揺れることなく平和な夜でした。陸地のレストランから聞こえる音楽は、かすかに聞こえる程度で全くうるさいとは感じませんでした。これも泊地アプリには「うるさくて寝られなかった。すごく揺れるし。」というのを読みましたが、多分その人は陸地に近い場所にあるモーリンブイに係留していたのでしょうね。モーリンブイは有料なので、お金を払ってうるさい思いをするのは嫌でしょうね。しかも浅いかし、陸地に近いからすぐ近くを通りぬけるボートの数も多いでしょうし、引き起こす波も水深が浅ければ浅いほどとがった波になってしまいます。いいことなしじゃないないか!文句も言いたくなるわけだ。

SATOMI号がアンカリングしているエリアはモーリンブイからはかなり離れた場所で、私たちより後方にアンカリングしている船は数隻しかいないぐらいなんで、その分陸地からはは難れていますが、私たち的には気にならない距離。スイングするスぺ―スも充分あるし、海水もきれいだし、無料だし、いうことなし、です。

ということで、しばらくMarigot BayでSt. Martin観光を楽しみます。


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