2025年4月9日水曜日

Nevisに来たら温泉はいらなきゃ!ビーチ沿いのリゾートは支払いが全てUSD?!

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードと船上生活レポの世界にようこそ!






4月8日カスタムに近いアンカレッジからすぐ隣のビーチ沿いのアンカレッジに移動しました。1マイルあるかないかの距離でしたが、いい風だったのでジェノアだけだしてゆったり移動。午後からはNevisに来たら外せない「温泉」に入浴に行きました。海外では珍しい暖かい温泉(多分慣れてない人には熱すぎる)につかりながら地元の人にカリブ海の奴隷の歴史の話を聞いたり、夜は婦人警官がお勧めしてくれたチャイニーズレストランでディナー。カリブ海とは思えないちゃんとした中華で驚きました。

4月8日(火):朝ごはん後、隣のビーチのアンカレッジに移動することにしました。ジェノアだけだしてゆったり移動。すぐ見える距離なのであっという間に着いちゃいます。

フェリーが係留されているのが大きなワーフ。その隣の小さいワーフにテンダーを止めて町に上陸です。

他にも沢山ヨットがいますが、広い範囲なのでアンカリング場所には困りません。でも陸に近い方はかなり浅いのです。あの船はほとんどモーリンブイについないでいます。

ジェノアだけだけど、5ノットのスピードが出ていて快適。



3本マストのスーパーヨットは同じものなのかどうかわかりませんが、カリブ海クルージングの間、あちこちで目撃しました。St.Kitts島からの小型フェリーとすれ違い、お客さんとて降り合いました。

20分ぐらいであっという間に到着。でもここから実際にアンカーを下ろす場所を探して30分ぐらいウロウロしました。というのは浅い方には草が生えていて、なかなかいい砂地が見当たらなかったのです。いいサイズのがあるなぁ~と思ったら、反対側にフリップすると浅すぎる可能性があったり、なんとそのすぐ近くにモーリンブイがあったり・・・(アンカーしないんだからなにも砂地の上にブイをつけなくてもいいのにねぇ。)

で、ビーチになるべく近い位置というのはやめて、ちょっと後方にアンカリングすることにしました。深いといっても水深は7メートルぐらいです。この辺りも海底には草が生い茂っていますが、砂地に短い草が生えているの程度なのでアンカーの効きには問題ありません。でもちゃんと念のため後進ギアでエンジンを吹かし、ぐっさり深くまで突き刺さるようにしておきました。ロクナアンカーは砂地であれば、ほぼ100%の信頼をおけます。実際のところはどうなっているかわかならないモーリンブイよりも断然安心感があるのです。

10時半すぎアンカリング終了。

直ぐにビーチに上陸してみました。ビーチの大半は高級リゾート、フォーシーズンホテルのパラソルとデイベッドで埋まっていましたが、人はそんなに多くいませんでした。


目の前にすごくいいビーチ、波も入ってこない天然プールがあるのに、ホテルのプールで泳いでいる人の方が多くて驚き。




レストランがあったのでここでディナーをしようと思って予約しました。ついでにジュースを飲んでちょっと休憩。
とってもいいムードだったのですが、支払いと時に愕然!なんとドル表示はカリビアンドルではなくUSドルだったのです。私たちはUSドルを持っておらずさらにクレジットカードを船に忘れてきたのでECドルしか持ち合わせがありませんでした。でもレストランの人はとても親切に、ECドルに変換してくれました。お値段を見て驚き。なんとジュース2杯で66ECドル!!!昨日のランチの値段と同じじゃないか~!!!でメニューが全部USドル表示だったこと気が付き、夜のレストランの予約をキャンセルしてもらいました。だってここで食事したら軽くUSドル100ドル以上超えるので、オーストラリアドルに変換したら200ドルは下りません。今オーストラリアドルとUSドルの換算率が非常に不利なの、最悪のタイミングなのだ。

その後、同じビーチ沿いでリゾートの敷地から出たところにあるビーチ沿いのレストランを偵察。ここもUSドル表示だった!!ECドルの値段もメニューにありましたが、ハンバーガーが1個40ECドルとかしていて、あきらかにUSドルが基準のものをECドルに変換しただけの値段でした。

隣のもう少しカジュアルな奮起のバーも覗いてみました。

見かけはカリビアンな地元っぽいびーじバーでしたが、お値段はやはり旅行者向けのUSドルが主体でした。う~んここでおつまみ程度のものにこの値段を払うならまだお高級リゾートの方がコスパがいい気がするなぁ。それでも高いと思うのは否めませんでした。

で、ランチを外で食べるのはあきらめ、船に戻りました。ランチを軽く済ませてすぐにまた上陸。今度はCharlestownの方に上陸です。というのは、この街には名物の「温泉」があるのだ!

港からすぐ一本奥に入った通りがメイン通りで、多分この小さな広場が町の中心。この周りには警察署、消防署や法廷の建物があります。広場の真ん中にあるのが中国系マーケット!

お向いのお店の2階にはチャイニーズレストランがあるんですが、営業している雰囲気がありません。

中国マーケットが2軒も並んでいます。

そこから徒歩10分ぐらいで、温泉に到着しました。地元の人に常陽されている温泉です。


思ったよりもちゃんと整備されていて、着替える場所やトイレも綺麗でした。入浴料は地元の人は無料ですが、それ以外の人は一人5ECドルです。でも高いとは思いませんでした。



お庭がきれいに整備されていたし、トイレも清潔に保たたれていたから旅行者から使用料をとるのは当然だなと思います。


温泉は川みたいな場所の所どこに深くなっている場所があり、そこに座って浸かります。温度が40度ぐらいなので、日本のお風呂と同じぐらい。私や主人は慣れていますが、お風呂に入ったことがない人にとっては熱すぎるので、入り口で10分以上浸かり続けるのはやめた方がいいと、注意を受けました。

温泉は全部で3つあります。一番入り口に近い場所には地元の男性が2二人入っていました。一人はイギリスに住んでいた時富士通に勤務していた関係で、東京や大阪によく出張していた方だったので、日本の話で盛り上がり。30年前の事らしく「きっと今は随分変わっているよね。」と言われていました。新幹線がすごく速くなっているよ、というと「当時でもすっごく速くて驚いたし、カーブの時に外の景色が斜めになっていて変だと思ったら、気づいてなかったけど電車自体が斜めになって驚いた。」と懐かしそうに思い出を語ってくれました。旅行者は私たちの他には白人の女性が一人いましたが、彼女の友人たちは外で見ていただだけでした。彼女にとっては熱すぎたのかほんの数分で出ていきました。

2個目には誰も入ってませんでした。ここは浅そうなので、足湯専門かな?




一番奥にあるのは屋内になっていて、ちゃんとした「湯舟」があります。先に二人の地元男性が入っていました。この島の公用語は英語なのですが、今までの他のカリブ海の英語が公用語の島国では、なまりの強い英語を話す人が多くて、理解するのが難しかったのですが、この温泉で出会った人たちは、みなさんとても綺麗な聞き取りやすい英語を話しているのが印象的でした。お二人のうち年配の方の男性が、奴隷としてアフリカから連れてこられた先祖の歴史の話や、現在の島の政治の話など、地元のならではのお話をいろいろしてくれてすごく興味深かったです。日本でも温泉につかっていると知らない人との会話がスタートするのと同じ。やはりお風呂に入ると人間みなリラックスするんですね。ちなみにここでは水着着用です。

お湯の温度はここも40度ぐらいありましたが、日陰になっているので、最初のより長く浸かっていられました。

ゆったりいいお湯加減のお風呂を楽しみ、帰り道にあったスーパーに立ち寄りました。
驚いたのは、品ぞろえがなかなか豊富で、カップラーメンとかもすごく種類が多かったこと。「Maruchan」マルちゃんラーメン?日清のカップ麺もありましたよ。


そしてフランス領では全くといっていいほどお目にかからなかった新鮮ミルク。今までずっとロングライフミルクで我慢していたのだ。やはり元イギリス領だからかな。ということはチーズも?!思った通り、私たちが大好きなチェダーチーズがありました。グレナダにも美味しいチェーダーチーズがどこにでもあったなぁ。フランス領には反対に、Carrefourのような大型スーパーでも本物のチェダーチーズは見当たりませんでした。

食品以外に日用雑貨もなんでもそろいそう。

その後いったん船に戻りました。夕方になってまた町に上陸。今度はディナーのためです。その前にまたぶらっと街を散歩したのですが、港付近はゴーストタウンのように静かでした。
立派な教会。
建物はこんな風に可愛らしくてカラフルなのがあちこちにあります。

やってきたのは、昼間来たスーパーのすぐ近くのアジアンレストラン。ここは道にたっていた婦人警官のお勧めの場所。

一見するとアジアンレストランとは思えない外観です。


中もこじゃれたバーみたいな作り。


でもメニューはかなりちゃんとしたチャイニーズでした。ジャスミンティーがありました。ちゃんと急須で出てきたよ。

ホット&サワースープ。ウンなかなかのスパイスが効いてる。私はすっごい好みではなかったですが、甘みが入っていたので主人には好評でした。

海老塩炒め。これは皮までパリパリに唐揚げみたいになっていて、すごく美味しかった!

私のメインはポーク&ベジタブル。ご飯がついてきます。しかもこんな大盛。

主人のはチキンカレー。主人は完食してみたしたが(ご飯は半分ぐらい残ったけど)私は半分ほど残ったのでお持ち帰りしました。カリブ海でこんなにちゃんとした中華を食べたのは初めてじゃないかな?おしゃれな店内でしたが奥のキッチンからはワックで盛大に炒め物をしている音がきこえてきて、うんこれなら味に間違いなし、と最初から安心できました。そして期待は全く裏切られなかった。

USドルのレストランより、地元の人に愛されているチャイニーズレストランでのディナーの方が満足度が高かったです。スプリングウォーターのボトリング工場があった。

この道沿いにはバーが数件あって、それぞれナイトクラブみたいにダンスフロア―が奥にありました。音楽も賑やかだったけど、まだ時間がはやいのかどのお店もガラガラでした。



ここは教会みたい。中で信者の方がお祈りをきいていました。他にもこういう小さな教会が何軒かあったので、島の人たちは信心深いみたい。そういえば温泉でも、お一人の男性がパスターだったらしく、私たちに奴隷の歴史の話をしてくれた男性が、その人と宗教の話をしていたなぁ。

私たちもカリブに来てかラ初めてしったSt. Kitts&Nevisという国。カリブ海でもあまり知られんていない、特になんという見どころもない島ですが、その素朴な普通のカリブ海の国、という部分にとっても惹かれました。Nevisもほとんど何の変哲もない島ですが、その分カリブ海に住む人たちの普通の生活を感じることができたし、これまで訪ねた他のイギリス領だった島国との違いも感じられて、面白かったです。

次はお向いにあるSt. Kittsの島に移動します。


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