皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードと船上生活レポの世界にようこそ!
5月22日水曜日の朝8時にSt.Luciaを出発し、オーバーナイトで一気にGrenadaを目指しました。波もウネリも比較的穏やかで、平均速度6ノット弱で気持ちいいセーリングの後23日のお昼ちょっと前に無事GrenadaのPrickly Bayに到着。やれやれと思ったら午後になってキッチンシンク下のパイプから水漏れ発生!オーバーナイト明けだったのに早速修理するはめになった主人でした。
風向きは悪くないんですが、スピードにはつながりません。取り合えず様子み。
ダウンウィンドではあるんですが、10ノットいかない程度だとスピードは4ノットもいかないぐらい。その代わり全くヒールしたり揺れたりということがないので、このタイミングを利用して朝ご飯を食べることにしました。
朝8時半に朝食。メニューは丁度食べごろのアボガドにカリカリベーコン。このコンビネーション最高なのだ!走行中なのにテーブルを出してコックピットで食べられるほど、ゆったりセーリングでした。
ご飯を食べ終わったころには、風が少し出てきてスピードも5ノット台になりました。140マイルを平均速度5ノットで想定して到着時間を計算しているので、丁度いいペースです。
波とかウネリもほとんどありません。このスターンに固定しているアウトボードモーターをディンギーから外すす時にすごく手間取ってしまったのです。長距離移動の時はこの板にモーターを固定しておきます。
島から離れるにつれて風向きが前方に移動しつつあります。そのおかげでスピードも上がり、突風時だと軽く6ノットを超えるようになりました。
すごいすごい7ノット越え!速すぎるぞ。明るくなってから到着したいので、こんなに速くなくてもいいんですが、最初のうち4ノット程度でのろのろしていたので、その分を挽回です。
9時半ちょっと前。なんかまた雲行きがあやしい。でも雨は結局ふりませんでしたけど。
あれはSoufriereの町の近くのPetit Pitonですな。
この辺りです。
海上から見るとくっきり2つの三角山が見えますね。
リーフィングしておいてよかったなぁと思いながら走っていました。11時20分ごろ。
なんとその20分後にはいきなり風がとまり、スピードがこんなになってしまいました。完璧に風が島にさえぎられた形になってしまったようです。これじゃあ浮いてるだけ。しかも海流が結構あって、それに流されてるのです。船が目指してるのはブラックのラインなんですが、実際はブルーのラインの方に進んでいるんです。つまり横向きに流されているのだ!
11時47分、エンジンを付けました。調べたら2ノットぐらいの逆流がこの辺りにあるようです。
セールはそのままなので、モーターセーリングの状態です。相変わらずブルーのライン(実際に向かっている方向)が行きたい方向とずれていますよね。ブルーのラインが流されている方向なので、それを調整しながらオートパイロットがそれに逆らうようにブラックラインの方向に進もうとしているわけです。だからエンジンを付けて居なかったら、かなりスピードが遅くなっているはず。最初セール走行だけで頑張っていた時は、最高でも2ノットぐらいしか出なくて、ひたすら横滑りしていました。いち早くこの逆流エリアを出ようとエンジンをつけたのです。
2時間ちょっとぐらいモーターセーリングを続けた後、やっと逆流エリアと島陰を離れたので、エンジンを止めてセーリングに切り替えました。オープンエリアなので風も軽く15ノットを超えています。でも今度はブルーとブラックのラインが重なりました。つまり目指す方向どおりにちゃんと進めるようになったということ。午後2時40分でした。
そのまま順調にセール走行を続け、午後3時半ごろにはSt. Vincentの島に近くなりました。
オーバーナイトの場合、私は夕方6時から夜10時まで仮眠にはいるので、その前に夕食の準備をしておきます。ランチを食べていなかったので、早めに夕食を取ることにして、夕方4時45分にディナー。メニューはSt.Luciaのグルメスーパーで買った味付けポークステーキに野菜炒めライス添え。この時にはヒールしていたので、コックピットのテーブルは半分だけ広げて、テーブルクロスはなしで、滑り止めマットの上で食べました。
夕方5時、St. Vincentに到達。ここでも島の真ん中になるにつれて、風がさえぎられてきてスピードが落ちていきました。
この後夕方6時、私は仮眠に入りました。夜中、途中でエンジンを付ける音がきこえました。おそらくまた逆流エリアに差し掛かったからでしょう。所々最高で3.8ノットもの逆流があることがわかりました。いつのまにかうとうとしていたら、エンジンは止まり、またセール走行に戻りました。
夜10時、私のウォッチ開始の頃にはセール走行に戻っていて、主人が引継ぎで逆流エリアの事を説明してくれました。ウォッチ交代の時は約4ノット前後でセール走行していたのですが、逆流エリアを抜け出すところだったようです。その後夜が更けるにつれて平均スピードは5ノットぐらいでセール走行を続けることができました。何ごともなく午前2時、私のウォッチ終了。大西洋横断の際に、ウォッチの時でも25分でタイマーをかけてその間うたた寝することを覚えたので、ウォッチ担当の時間が過ぎるのがとてもはやく感じます。まわりに航行する船も見当たらず、すごく簡単なウォッチでした。
午前2時からまた午前6時まで主人とウォッチを交代します。
5月22日(木):主人に起こされる前にエンジンスタートした音で目が覚めました。時計を見たらすでに6時半を過ぎていました。また逆流エリアを通過中だったみたいです。本来なら朝6時からウォッチを交代するのですが、寝かせておいてくれたので、実際に交代したのは7時ぐらいでした。その時にはエンジンを止めることができて、またセール走行に戻せました。昨日からこれを何回か繰り返しています。北上の時は潮の流れにそって進んでいたので気にしてなかったのですが、南下の場合は逆流になるので、もしこれでウネリが高いとか波が高い日にセーリングしていたら、逆流エリアはかなり荒れてしまったことでしょう。ウネリが穏やかな日に出発して本当に良かった。しかも出発時以外はずっと雨に降られていないのです。途中St. Vincentの上空は雨雲に覆われているのを見ましたが、海上はずっと晴れたままで、日焼けしちゃいました。
午前7時ちょっと前、すでに目の前にGrenadaです。スピードも良好!
あれがGrenadaの北の端。あのあたりのアンカレッジに泊ったことがあったなぁ。この島はどこにいってもウネリの影響をうけて、いつも横揺れしていました。
午前7時45分。島の内側になってスピードがちょっと落ちてきました。主人は仮眠に入ったので私が一人でウォッチしていたのですが、何回かエンジン付けようかなと思うことがあったのですが、その都度また突風が吹いてきてスピードが5ノットぐらいまで上がるようになったので、思いとどまりました。もう残り14マイルを切っているので、平均速度4ノット程度でも全く問題ありません。
目指すPrickly Bayは南側にあるので、方向転換が必要です。大きく外にでてタックすることにしました。途中、後方にいた船がチャート上でMerrynとなっていて、見おぼえがあるね!確かVEラリーのダブルハンダーのイギリスカップルじゃない?こういうスペルだったかな?と話していたら、いきなり無線で「SATOMI、SATOMI」と呼ぶ超えが!!やっぱりマ―リンだったのだ。彼らもなんと同じPrickly Bayを目指して、翌日23日にPrickly Bayの奥にあるボートヤード(VEラリー推奨ヤードで見学に行きました。)でハードスタンドに載せるそうです。で、同じ場所を目指しているので、滞在中にキャッチアップしようね!と約束しました。なんかますます到着が楽しみになってきた。
午前10時40分、ジェノアを巻き入れエンジン走行でひたすら湾を目指します。
Prickly Bayマリーナオフィスと同じ建物にカスタムとイミグレーションがあります。
取り合えずランチをするべく、Prickly Bayのマリーナ―バーに入りました。食事もすぐにできるとのこと。
アンカリングしているSATOMI号が見えるよ。この位置からは見えないのですが、その左端の奥にいるキャタマランとの距離がずっと気になっていました。
メニューは軽食程度しかなかったので、ピザにしておきました。
Prickly Bayマリーナ。給油スタンドもあって出国すると免税で買えるそうです。
さて一安心、と思って船に戻ってきて、お皿を洗おうとしたら主人が「水道パイプがヤバイ感じなんで注意しながら使ってね。」というではありませんか!でシンク下のドアを開けながら洗っていたら、しばらくしたら「シャーっ」という水が噴射している音が!慌てて給水ポンプのスイッチを切りました。やばい、とうとうバーストしちゃった!!
水が使えないのはアンカリングしているのに冗談じゃりません。悪いことに普段水ボトルもあるんですが、丁度飲み終えてしまって飲み水さえもないのだ!!で、しばらくお昼寝して休憩した主人は、オーバーナイトあけだというのに、水道修理開始となりました。パイプ自体はなんとか大丈夫で、つなぎ目部分が劣化しているらしく、接続部品を交換したりして応急処置をするみたいです。
でも最終的に夕方5時過ぎには修理することができ、また水道が使えるようになりました。あ~良かった。だって、使えないのはキッチンの蛇口だけじゃなく、漏れがあったら給水ポンプ自体のスイッチをオンにできないので、バスルームとか別の場所からも水が使えないわけですから死活問題です。
漏れの原因のパイプの部分はなんとか応急処置でふさぐことができたのですが、水道蛇口の元とパイプが繋がっている部分も劣化で漏れが発生していることがわかりました。蛇口は5年前、イタリアで交換したんですけどね。で、手持ちの部品やらテーピング素材やら出してきていろいろやっていました。
最初直ったと思ったら別の場所からも漏れがあったりして、かなり苦戦していた模様。でも最終的に夕方5時過ぎには修理することができ、また水道が使えるようになりました。あ~良かった。だって、使えないのはキッチンの蛇口だけじゃなく、漏れがあったら給水ポンプ自体のスイッチをオンにできないので、バスルームとか別の場所からも水が使えないわけですから死活問題です。
作業が終わり、日が暮れかかっていた6時ごろ、風向きの関係で気になっていたキャタマランとの位置が常に一番近い状態のままになってしまいました。ぶるかることはないにしても、余気持ちがいいものではありません。見渡すと、昼間アンカリングしていた船がいなくなっていたので、さらに場所をずらすことができそうでした。で、暗くなる前に再度リアンカーするっことに。
画像右端に見えるダークブルーのキャタマランとの位置が気になっていたので、新しくアンカリングした場所からはどうスイングしても充分な距離があることになり、一安心。
あのあたり、すごく浅いので十分距離を取っておく必要があります。あそこで海面から顔を出したタートルを2回も見ました。
最初(と言っても2回目)にアンカリングした場所はPの場所で、移動したのは青丸の位置。ほんの少しですが、これでかなり違いが出たのです。
でもすぐ後ろにモーリングブイ。ただ他にも沢山モーリンが空いているので、わざわざここを選んで来る人はいないでしょう、という結論に達しました。(モーリンは予約性ですが、場所は指定できません。)それに、あのブイに繋ぐとさらに後ろにアンカリングしている船に結構近くなるしね。私たちが滞在中にこのモーリンを使いたいと思う人の確率はかなり低いという結論です。
ということで、オーバーナイトでやっと到着したと思ったらパスポートの事でちょっぴりドラマがあったり、水道パイプ修理をするはめになったり、と長~い一日となりました。でもトリニダードでハードスタンドに上げる日が6月2日だと思っていたら、実際は6月3日だったので、5月一杯までグレナダに居てもよくなったので(多分そんなに長くはいないと思うけど)、ちょっとゆっくりできそうです。
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