皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードと船上生活レポの世界にようこそ!
6月3日SATOMI号はトリニダードChaguaramas BayのPeakeボートヤードにて無事、ハードスタンドにあがりました。ハリケーンシーズンの間をここで過ごします。毎回陸に上がる時、一番気になるのは船底の付着物の程度。コッパーコーティングをして今年で4年目、地中海ではもともとあまり付着物がつかないので毎回きれいなもんでしたが、カリブ海は水温が高く栄養たっぷりの海なのでかなりすごいことになっていると思われました。でもスクレイパーで擦った後で高圧洗浄したら、するりと汚れが落ちたのです!その模様を動画にしていますのでBefore Afterをお楽しみいただけます。
6月3日(火):朝ごはんの後ディンギーをダビッドの一番上まで引き上げ、アウトボードモーターもスターンの定位置に固定しました。リフトの予約時間は午後2時ですが、その前にちょっと沖に出てトイレタンクを放出し、その後給油スタンドに向かい、ディーゼルがやってくるまで待機しようという作戦です。朝10時半ちょっと前、アンカーを上げました。
右側に見える小さい島の反対側を目指しております。タンク放出の後、島をぐるりと回って戻ってくる予定。11時ちょっと過ぎ、今朝までアンカリングしていた場所まで一直線の位置まで戻ってきました。
え?どういう事?と驚いたら、実はここで販売しているディーゼルには2種類あって(中身は一緒ですけど。)地元の人用と外国船用のタンクがわかれているそうなんです。地元の人用には特別な税金がかかっていないので、安いらしく、それを利用して海外の船が大量に購入して転売するのを防ぐための処置なんだそうです。3連休があったので、外国船用のタンクが空になってしまい、その補充がくるまで外国船には販売できないとのこと。すでに前日に私たちが来ているのを知ってるので、スタンドの人もかわいそうだと思ったのか、どこかに電話をして地元用のディーゼルを売ってもいいか許可を取ろうとしてくれました。でも結果はダメで・・・トラックが来るのをギリギリまで待つことにしました。幸い、給油スタンドのワーフに係留して待つのを許してくれたので(最初はアンカリングして待て、と言われていた。)その間、ジェノアを下ろすことに。
風がちょっとあったので、先っぽが海に落っこちたりしましたが、なんとか主人と二人で下ろせました。なにせ、150%のサイズなので場所をとるんですよね。このままでは畳めないので、ワーフに移動させて畳み終えました。
1時間かかって、ようやくセールバッグに入れてジェノア収納終了。気が付いたらすでに午後1時ちょっと前。リフトの予約が2時なので、30分前ぐらいには移動しないといけないな、と思い、給油はあきらめました。ディーゼルタンクを空のまま何カ月も放置しておくわけにはいかないので、ポリタンクに入れて運び入れるしかありません。なぜかガソリンスタンドではポリタンクに入れて運ぶのは問題ないそうで、勿論値段は地元価格なのでその方が安いのですが、レンタカーを借りる費用が発生するし、10かいぐらい往復しその都度梯子を上り下りしないといけないので、気が重いと言えば気が重い。
リフトの所にはまだ前の順番の船が釣られていて船底洗浄を受けていたところでした。
そこから実際にSATOMI号の順番になったのは午後3時15分過ぎ。
予定時間より1時間15分遅れでやっとリフトに上がりました。
予約の2時を過ぎても連絡が来ませんでしたが、2時半ちょっと前にやっとリフト前のワーフに係留するよう指示がきました。
リフトに上がってから船底洗浄をしてもらい、ハードスタンドの定位置に移動するまでを動画にしましたので、ご覧くださいね。見どころは何といっても、船底の汚れ具合と、洗浄後です。カリブ海は地中海よりも栄養分が高い海で、しかも水温もすごく高いので、付着物がつきやすいんです。来週ハードスタンドに上がるという人と、待っている間話したのですが、彼らのキールには「ミニさんご礁がついていて、キールのサイズがでかくなったし、オイスターもついてた。」だって!
洗浄する前はこんなにぬめぬめで汚かった船底。貝もそこそこついてて、地中海にいた時より断然汚い!
まずは金属のヘラで表面を削り落としてもらい、その後高圧洗浄してもらいました。
ハードスタンドの定位置に来て、乾いてきたら、かなりきれいに汚れが落ちていて驚き。やっぱコッパーコーテイングの威力すごい!
ラダーのポストと動く部分の間に小さい貝が付着してました。貝殻だけじゃなくて中身もいるぞ!
感激だったのは、プロペラ。昨年9月にアルメルマールでプロップスピードを塗ったのですが、私が主に担当してやりました。高圧洗浄でこんなにつるりと汚れが落ちていてました。
主人は海老クリーミーソースにライス&ベビーローストトポテト。こちらもガーリックがきいていて美味しかった。
なんかすごく長い一日だった気がしますが、無事ハードスタンドに上がれたし、エアコンも使えるようになったので、快適な滞在となりそうです。これで夜雨が降った時(ほぼ毎日)慌ててハッチを締めなくてもいいので、ぐっすり眠れそう!(寝る前にエアコンを切って寝ましたが、その時には外気温も下がっていたので、室内は涼しいまま朝を迎えました。)
ちなみに昨年9月に上げたばかり時はこんなに汚れていました!この時は同じ年の3月に海上に戻したので、半年でここまで汚れたのです。同じプロップスピードを塗布していたのですが、やり方によってこんなに違いが出るとは!!これは主人がやった時のものだったので、今回はとってもきれいだったので、主人が「里美、いい仕事したねぇ。」とほめてくれました。
キール部分のコッパーコーティング、一部剥がれている場所がありました。他にもはがれそうになっている場所も。下地がちゃんとできていない部分。4年前にギリシャのキオス島でコッパーコーティングした時、慣れてない人たちがやったので、その後こういう現象が毎年発生してるんですよね。昨年かなり念入りに修理したので、今回はほんの数か所みたいです。
ハートスタンドに落ち着いた時はすでに午後4時過ぎだったのですが、そこからがまた大変でした。トリニダードは電圧が110ボルトなので、240ボルトの陸電のSATOMI号は、そのま繋いでも陸電が使えないんですよね。でハードスタンドの所までヤードの電気技師がついて来てくれて接続変更をやってくれたのですが、うまくいかなかったのです。でも主人は方法がわかっていたようで、自分でやるから大丈夫、と電気技師を返しました。それから延々2時間弱、主人はコンセント部分を変えたり、接続を変えたりして夕方6時半過ぎ、無事240ボルトにして接続成功!Guadelopueで買ったミニエアコンを試すこともできました。
エアコンは無事稼働。そしてぐんぐん船内は冷えていき快適室温になりました。朝からずっとあわただしかったので、ディナーを作る気力がなく、夜7時ごろマリーナにあるレストランに来ました。
お腹が空いていたのですが、重たいものが食べられない感じだったので、私は前菜の中からシェビーチェをオーダー。魚はツナ。ライム漬けみたいになっていてさっぱりして美味しかったです。量は一見ちょっとに見えますが、積んであるのを崩したらガッツリありました。
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